=(5)から続く
--首相は自民党総裁選に出馬して再選を目指すか。秋以降も国家運営を担う考えでよいか
首相「私自身、秋の総裁選に出られるのかというテレビ局から質問ありました。その際に総裁として出馬するには時期が来れば、それは当然のことだろうと。こう思うという答えをしています。それに変わりはありません」
--東京五輪の選手村をコロナ専用病院として活用する考えはあるか。自宅療養している人と対話して、状況を詳しく把握する考えは
首相「選手村を病院にするというご提案でありますが、分譲マンションのうち、相当数は販売済みだというふうにも聞いております。また、今後の活用方法については、東京都やこの所有者である民間事業者の間でやはり決められるものと聞いてます。全国で新規感染者数が急増して、これまで経験したことのないような感染拡大が続く中で、やはり最も重要というのは、必要な病床やホテル療養施設を確保して、さらに自宅にいる方であっても、適切な医療を受けられる体制をつくることだろうというふうに思います」
「自治体と連携して、地域のあらゆる資源の活用を俎上に載せて、これ今、連日のように検討をしているところであります。また検討しながら実施に移しているところです。自宅で療養する患者の方々については、しっかりとこの状況を把握した上で必ず連絡を取れる体制、ここが極めて重要だというふうに思ってます。そのために電話による診察などの体制を、ここは自治体と連携をしながら、しっかりと応援をしていくというふうに思ってます」
「私自身がオンラインなどで自宅療養される方と面会して、状況を詳しく把握したらどうだということであります。私、コロナにかかった方で自宅で過ごされて回復した方からお話は伺っております」
--今後本当に必要な医療を国民に提供することができるか。新型コロナを指定感染症の2類から5類に変更する考えは
首相「この医療体制の確保でありますけど、昨年末と比べれば、全国で1万の病床、そして1万4000室のホテル、療養施設、こうしたところを確保しましたけども、しかし現実は極めて厳しいのが今言われた通りであります。まぁ、そういう中で、重症の方は病床に入ってもらう。そして、中等症で治療の必要な人はやはり病床に入ってもらう。あるいは軽症の方については、先ほど来申し上げてますけども、この抗体カクテル療法、こうしたものを行わさせていただく」
「そしてまた自宅の患者の方についても必ず連絡が取れるように電話診療や、あるいは訪問診療を強化していくとともに病状が急変した場合、必ず連絡が取れる。そうした医療体制をしっかりと作っていく。このことが大事だというふうに思ってます」
「私、先日視察してきましたけども、ホテルを臨時の病床にしたりですね、そうした中で医療行為ができるような体制をつくっていく。まあ、そういう意味で中和抗体薬については、重症化リスクを防ぐ、7割が防げるということでありますので、そうしたことにも政府として全力で取り組んでいるところであります」
「まぁ(新型コロナを指定感染症の)5類とすることについては、ある意味でインフルエンザと同じような扱いに、位置付けとなるわけでありますけども、現在やはりこの隔離など感染対策、これやはり十分にする必要があるというふうに思ってますので、今回の一連の対応を総括する中で、そうしたことも考えていく必要があるというふうに思ってます」
=(7)に続く