国内

英空母初が寄港 中国を念頭に日英防衛協力「新段階に」

 英国の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を中心とする空母打撃群が4日、日本に寄港した。日本への派遣は初めてで、覇権的な海洋進出を進める中国を念頭に、日英の防衛協力の進展が期待される。

 空母打撃群は米海軍横須賀基地(神奈川県)などにに分散して寄港し、自衛隊と共同訓練を行う。空母打撃群にはオランダのフリゲート艦「エフェルトセン」も参加しており、8月下旬には東シナ海を含む南西海空域で日英米蘭の共同訓練を実施した。

 岸信夫防衛相は3日の記者会見で、英空母の寄港について「長い歴史と伝統を有する日英防衛協力が新たな段階に入ったことを象徴している」と強調した。

 英国は「グローバル・ブリテン」構想に基づきインド太平洋地域への関与を強化する考えで、7月には哨戒艦2隻を同地域に派遣して恒常的に活動させる方針を発表している。

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