政治は国民のものだ。政治を通して人と人が寄り添う、ぬくもりのある社会をつくりたい。それが私のゴールだ。
本来、保守とは度量の広い、中庸で温かいものだ。それぞれの地域で先祖から受け渡されてきたさまざまな歴史、伝統、文化を次の世代に受け渡していきながら、常に新しいものを加えていく。
新型コロナウイルス禍で生じた分断を乗り越え、補修し、もう一度人と人が寄り添う、ぬくもりのある社会をつくらなければならない。
規制改革推進会議で、コロナの抗原検査キットを薬局で販売する議論をした。政府がキットの製造設備コストを払ってでも安価で大量に供給できれば世界が変わる。
コロナの前に戻るのではなくて、新しい未来につながる投資をしなければならない。子供や子育て世帯を支える仕組みを作る。テレワークを使い東京一極集中を逆回転させる。東京の賃金体系で地域でも働くことができるようにする。霞が関が本気で取り組めば、東京に大地震が来ても機能はデジタル世界で維持される。東京から社員が地方へ移った企業は法人税減税する。再生可能エネルギーを最優先・最大限に入れていかなければならない。技術の種をバックアップして経済、産業の新しい芽として育てていく。
何よりもやらなければいけないのが年金改革だ。今の年金制度でマクロ経済スライドを発動していったら、将来の年金額はいくらになるのか。守るべきは将来の年金生活だ。何が問題でどういう選択肢があるのかを示す。
コロナ禍で、国際秩序が分断されようとしている。片方には、自由主義、民主主義、法の支配、あるいは基本的人権といった共通の価値観を大切にしていく国々がある。反対側には独裁、監視社会を進めていくグループがある。価値観を共有する国々と連携して、私たちが大切に思う価値観をしっかり守っていく。
なんとなく今、日本は立ちすくんでいるが、私がリーダーになれたら積極的に手を伸ばす。それを見て、自治体や企業、国民の皆さんが「自分もできるかもしれない」と思って手を伸ばしたら、いろんなものをつかむことができる。みんながそう思ってくれる日本をつくりたい。