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山形の副知事不在、半年ぶり解消へ 元県商工労働部長を起用

 今年3月から不在が続いている副知事をめぐり、山形県は30日、県企業振興公社理事長の平山雅之氏(62)を起用する人事案を県議会に提案する方針を固めた。今月4日の県議会本会議で、吉村美栄子知事が人事案を提案する。県議会で人事案が同意されれば、副知事の不在が半年ぶりに解消される。

 副知事をめぐっては、吉村知事が3月の県議会で前副知事の若松正俊氏を再任させる人事案を提案。しかし、市町村との調整力が若松氏は不十分であることなどを理由に県議会最大会派の自民党が同意せず、公明との反対多数で否決された。吉村知事はその後、議会の議決を経ずに任命できる非常勤特別職の「コロナ克服・経済再生特命補佐」として若松氏を起用したが、副知事のポストは不在が続いていた。

 平山氏は、昭和58年に県職員となり、平成29年には商工労働部長に就任するなど商工労働行政に長年携わってきた。退職後の31年に県企業振興公社理事長に就任している。

 9月29日の県議会予算特別委員会で吉村知事は「現在の新型コロナ対策と、ポストコロナを見据えた体制強化が不可欠」と答弁。新たな副知事とともに、若松氏も引き続き特命補佐として起用する意向を示した。

 一方の自民党は、人事案の同意に特命補佐の存否は無関係としているが、「新たな副知事の就任後、若松氏は辞任すべきだ」との方針を示しており、今後も紆余(うよ)曲折が予想される。

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