国内

衆院が解散 19日公示・31日投開票・ 定数465議席

 衆院は14日午後の本会議で解散された。定数465議席(選挙区289議席、比例代表176議席)を争う第49回衆院選は19日公示、31日投開票の日程で行われる。

 就任間もない岸田文雄首相(自民党総裁)は勝敗ラインを自民、公明両党の与党で過半数(233議席)と位置付けており、新型コロナウイルス対策や経済対策などを訴えて政権の信任を得たい考え。立憲民主党や共産党などの野党は多くの選挙区で候補者を一本化し、岸田政権との対決姿勢を鮮明にしている。

 4日に就任した首相は14日に解散する意向を表明していた。首相就任10日後の解散は現行憲法下で最短で、就任27日後の投開票も最短となる。本来の衆院議員任期(21日)を過ぎてから投開票が行われるのは現行憲法下で初めて。衆院選が行われるのは平成29年10月以来で、令和では初めての総選挙となる。

 首相は14日午前、官邸で記者団に「これから国民の判断をいただかなければならない。大変厳粛な気持ちできょうを迎えている」と述べた。「われわれが何をしようとしているか、何を目指しているのかを訴えていきたい」とも語り、14日午後に記者会見に臨む考えを示した。

 立民の枝野幸男代表は「9月上旬から総選挙本番という意識で走ってきた。せっかくここまで来たから、何とか政権を代えたいという思いだ」と記者団に語った。

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