--何を訴えるか
「自民党は変わらない、変われない。それは新型コロナウイルス対策、経済政策、『隠す、ごまかす』という不誠実な政治。この3つを変えようと訴える」
--獲得議席の目標は
「人生を懸けて仲間が立候補を決意した。私の立場では『全員当選を目指す』としか言いようがない」
--岸田文雄首相も立民と同様に、経済政策で「分配」を掲げた
「『(経済が)成長すれば賃金を上げる、分配する』というのは、安倍晋三元首相の主張と同じ。でも、成長していないから給料が上がっていない。多くの有権者が実感している。分配を先にやらなければ成長もしない」
--財源は
「アベノミクスによる富の偏在が経済成長を阻害している。偏在しているところ(超大企業や富裕層)に負担をお願いして初めて経済政策のパッケージになる。野党でさえ増税をいっているのに、政府・与党はその矜(きょう)持(じ)がないのか」
--政権交代後は共産党の「限定的な閣外からの協力」を得ると合意した
「閣内や、狭い意味での閣外協力はない。日米同盟や天皇制についての明確な違いを私の政権には持ち込まないと明確になった」
--衆院解散に命名を
「(人気ドラマの『逃げるは恥だが役に立つ』になぞらえて)逃げ恥解散。首相が国会説明の場から逃げるのは恥。それが自民の役に立つことになるのか、役に立たないことになるのか。(選挙で)国民に決めていただく」(田中一世)
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政権選択選挙である衆院選の公示が19日に迫っている。与野党党首に主張や戦略を聞いた。