国内

ワクチンパスの本名表記は選択制に デジタル庁

 デジタル庁は19日、新型コロナウイルスのワクチン接種を証明する「ワクチンパスポート」のスマートフォンアプリについて、意見募集の結果を公開し、仕様の一部変更を発表した。画面上に本名や生年月日を表示するかどうかを選べるなど、個人情報の保護に配慮。飲食店や旅行の予約サイトを運営する事業者との連携は、開発期間や費用がかかることから見送った。

 意見募集は9月17~30日までで、1万8659件寄せられた。本名や生年月日を知られることを嫌がる声を受け、QRコードの表示画面で利用者が表示項目を選べるように改善した。

 主な利用想定は飲食店やイベント会場などへの入場、宿泊や長距離移動の予約だった。ただ、予約サイト事業者のシステムとの連携は、事業者から利用希望が少なく、開発コストに見合わないため、年内の利用開始を優先し見送った。

 自治体からは、自治体自身が入力したワクチン接種記録の精度に懸念があるとの意見もあった。デジタル庁によると、住所の打ち間違いなどが見られたが、9月時点でデータの誤りは0・1%未満としている。現状では、利用者は実際に利用登録をしてみないと記録の入力ミスがあるかどうかはわからないという。

 ワクチン接種アプリはスマホでマイナンバーカードを読み取って本人認証を行ってQRコードが表示される仕組み。飲食店などは、QRコードを確認したり、読み取ったりして、割引などの特典を付与できる。(高木克聡)

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