国内

4氏出馬、野党候補乱立で激戦の千葉5区に大物続々

 31日に投開票が行われる衆院選で、千葉5区には立憲民主党新人の矢崎堅太郎氏、国民民主党新人の鴇田敦氏、日本維新の会元職の椎木保氏、自民党前職の薗浦健太郎氏の4人が立候補している。市川市の一部と浦安市からなる5区は東京に近い都市部で、無党派層の多い地域。野党候補が乱立した上、各陣営は無党派層の取り込みに必死で、激しい選挙戦が繰り広げられている。

 矢崎氏は、浦安市選挙区の県議4期15年の実績をアピール。「立共連携」も追い風に、無党派層への浸透を図る。共産党との連携について、陣営関係者は「報道で見るよりも(有権者の共産)アレルギーは少ない」と話す。22日、浦安市内のスーパー前で演説した矢崎氏は「旧来型の自民党の政治を変えないといけない。厚く高い壁だが、誰かが超えないといけない。5区では私にやらせていただきたい」と訴えた。

 元テレビ東京記者の鴇田氏は、国民民主が県内で擁立したただ一人の候補。25日には玉木雄一郎代表が本八幡駅前で応援演説。孤独担当相の設置などを例に挙げ、「世の中の先を見て先手先手で政策を提案し実現してきた」と党の実績を強調し、鴇田氏への支持を訴えた。演説後、鴇田氏は「行徳や浦安の反応が良く、当初の想定通りの戦いができている」と話し「勝ちを急がず、負けないようにやる」と終盤に向けた意気込みを語った。

 維新も22日に片山虎之助共同代表、26日に馬場伸幸幹事長が椎木氏の応援で5区に入った。陣営関係者は、「『もっと政策を聞かせてほしい』という声が増えてきている」と手応えを語る。22日、新浦安駅前で応援に立った片山氏は、「既得権益を直さないと日本はよくならない。言うだけでなくてやれるのは日本維新の会。その先頭に椎木さんに立っていただきたい」と支持を訴えた。

 薗浦氏にも、中盤以降連日、大物弁士が応援に駆け付けた。22日、新浦安駅前に立った河野太郎前ワクチン担当相は、薗浦氏の首相補佐官としての実績を強調し、「浦安、市川だけでなく、日本全体が必要としている」と訴えた。24日に小泉進次郎前環境相、25日に古川禎久法相が応援に入るなど、選挙区の議席を死守しようと懸命だ。(長橋和之)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus