国内

立民・枝野代表、進退判断へ 福山幹事長は辞任示唆

 立憲民主党の枝野幸男代表は1日、衆院選で公示前の110議席を下回る96議席に終わった結果を受け、代表職の進退について2日までに判断する意向を記者団に示した。2日午後の執行役員会で表明する方向だ。来年夏には参院選が控えており、党内では枝野氏の責任論が強まっている。

 福山哲郎幹事長は1日、記者団に「執行部として結果への責任がある」と言及した上で、「私自身の対応についてはもう腹は決めている」と引責辞任を強く示唆した。平成29年10月に枝野氏が旧立民を立ち上げて以来、4年間続いた枝野代表-福山幹事長の体制は幕を閉じる公算が大きくなった。

 両氏は1日、最大の支持団体である連合の本部を訪ね、芳野友子会長と会談。枝野氏は衆院選敗北について謝罪し、芳野氏は「参院選に向けてしっかりやってほしい」と話した。

 立民は全選挙区の7割以上にあたる213選挙区で共産党などと野党候補を一本化したが、勢力は後退。枝野氏は記者団に、野党共闘について「一定の成果はあった」と強調する一方、「どういうやり方が一番効果的なのか、しっかりと分析していかなければならない」と述べ、共闘路線を見直す可能性に言及した。

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