【ローマ=三井美奈】台湾の呉●(=刊の干を金に)燮(ご・しょうしょう)外交部長(外相に相当)は29日、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の開催を前にローマで開かれた各国の議員会合にオンラインで出席し、民主主義圏の結束を訴えた。
ロイター通信によると、呉氏は「中国共産党主導の中国の台頭は、世界の民主主義に対する決定的な挑戦だ」と主張。中国が台湾への軍事威嚇を強めることに触れ、「われわれは断固として自衛する」と述べた。
会合は、日米欧などの国会議員で作る「対中政策に関する列国議会連盟」(IPAC)が開催し、中国の人権問題が話し合われた。呉氏はチェコやリトアニアなど欧州諸国を訪問している。