海外情勢

アマゾン創業者、自然回復に2千億円拠出へ COP26で表明

 米インターネット通販大手アマゾン・コムの創業者、ジェフ・ベゾス氏は2日、自然の回復と食料システムの変革を支援するため、私財で設置した気候変動対策の基金から20億ドル(約2280億円)を拠出すると表明した。英グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で演説した。

 ベゾス氏は今年7月、自身が創業した米宇宙企業の宇宙船で有人飛行を経験。英メディアによると、宇宙開発に投じた資金を気候変動対策のために使うべきとの批判が出ていた。

 ベゾス氏は、宇宙旅行を通じて地球の脆弱性を感じ、自身の地球観が一変したと主張。「地球を守るために(人類が)団結する必要がある」と強調した。

 ベゾス氏は昨年、科学者や非政府組織(NGO)支援のために基金を設立し、100億ドルを拠出すると発表していた。(共同)

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