海外情勢

「石炭の廃止加速」要請 気温上昇1・5度「努力」 COP26文書草案

 国連気候変動枠組み条約事務局が10日、世界の気温上昇の幅について「1・5度に抑えるための努力を追求すると決意する」との内容を含む、同条約第26回締約国会議(COP26)で採択を目指す文書の草案を発表した。草案には「石炭と、化石燃料への補助金の段階的廃止を加速するよう、締約国に求める」と記載された。

 日本は二酸化炭素(CO2)排出が多い石炭火力の国内利用を続けており、対応が求められそうだ。

 文書草案は、パリ協定の目標に合致するよう、2030年の温室効果ガス排出削減目標を22年末までに再検討し、強化することも各国に求めた。

 COP26議長国の英国が各国から意見を聞いて草案を作成。各国は、文書の合意を目指して議論する。COP26の会期末は12日の予定。(グラスゴー 共同)

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