国内

こども庁発足、令和5年春に 「幼保一元化」見送り

 政府は、子供に関する政策を一元的に推進する「こども庁」について、令和5年4月の発足を目指す方向で検討に入ったことが20日、分かった。政府関係者が明らかにした。政府は4年度中の発足を目指していたが、内閣府や厚生労働省、文部科学省など関係省庁間の調整に一定の時間を要すると判断した。

 発足時期を延期しても、来年の通常国会に関連法案を提出する準備を進める方針は維持する。年末までに新組織の基本方針をとりまとめる。

 児童虐待や貧困など子供をめぐる問題は複雑化している一方、所管する省庁が複数にまたがり、縦割りや省庁間の連携不足が指摘されている。「縦割り行政の打破」を重視した菅義偉前首相が一元的に対応する新組織「こども庁」創設を掲げ、岸田文雄首相も先の衆院選後の1日、取り組む姿勢を示した。

 「こども庁」は内閣府の外局とし、担当閣僚を置く方針で、厚労省が所管する保育や児童虐待防止、内閣府の子供の貧困や少子化対策などを移行する。幼稚園は文科省に残す方向で「幼保一元化」は見送られる。

 政府内には「来年9月の発足を目指すべきだ」との声もあり設置時期は流動的だが、政府は関係省庁や自治体との調整を丁寧に進めたい考え。

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