関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの経営統合をめぐり、首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)が統合手続きの差し止めを求めた仮処分申請で、神戸地裁は22日、差し止めを認める決定を出した。関西スーパーとH2Oが12月1日付に予定していた統合手続きは一旦差し止めとなった。
オーケーは仮処分申請が認められれば、関西スーパーに対し、完全子会社化を目的に、同社の上場来高値となる1株2250円でのTOB(株式公開買い付け)を提案するとしている。一方、関西スーパー側は決定に不服があれば裁判所に異議申し立てをすることができる。
決定を受け、オーケーは「司法の良識ある判断が示されたものと受け止めている」とのコメントを発表した。