株価・外為

東証一時400円超安 新変異株警戒、荒い値動き

 週明け29日午前の東京株式市場の日経平均株価は続落した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の流行が世界経済の減速につながるとの警戒感が高まり、前週末終値と比べた下げ幅は一時400円を超えた。ただ割安感による買い戻しからプラス圏に浮上する場面もあり、荒い値動きとなった。

 午前終値は前週末終値比5円13銭安の2万8746円49銭。東証株価指数(TOPIX)は7・78ポイント安の1977・20。

 前週末はオミクロン株への懸念から、平均株価終値は750円近く下落。米ダウ工業株30種平均の終値は900ドル超安となり、今年最大の落ち込みを記録した。

 ただ、証券関係者は「新変異株の経済への影響が大きく広がらないとの見方もあり、売りが集中する展開にはなっていない」と話した。

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