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次世代エコカー技術の本命は? トヨタ・BMW提携、共同技術開発

2012.6.30 05:00更新

 トヨタ自動車と独BMWは29日、次世代エコカーの開発で提携関係を強化すると発表した。燃料電池と自動車の電動化、軽量化の技術について共同で開発する。開発期間を短縮するとともに、膨大な開発費負担を軽減し、競争力を高める。また、スポーツカーの共同開発でも合意した。

 両社は昨年12月、BMWによるトヨタへのディーゼルエンジン供給と、リチウムイオン電池の共同研究で合意しており、提携領域を次世代エコカー全般に広げる。

 トヨタは、2015年にも燃料電池車を市販する計画だが、BMWと組むことで開発効率の向上とコスト低減につなげる。BMWが先行する炭素繊維を使った車体の軽量化技術の開発でも協力関係を強める。

 BMWは、2015年をめどにトヨタから燃料電池ユニットの供給を受ける。

 一方、次世代エコカー分野での両社の提携拡大を受けて、世界の自動車市場では環境技術をめぐるメーカー間の国際提携の動きがさらに進みそうだ。

 次世代の環境技術は、1つの技術分野あたり数千億円の投資が必要といわれる。

 さらに国や地域によって、車に対する嗜好や政府の環境政策が異なり、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)、燃料電池車、クリーンディーゼル、バイオ燃料などの多様なエコカー技術の中で、どれが市場普及の本命になるかメーカーは決めうちできない。

 このため技術開発には膨大な資金が必要で、これまで全方位で単独開発に取り組んでいたトヨタも、HVでは米フォード・モーター、EVは米テスラなどと組む提携戦略にスタンスを変えてきた。

 こうした事情は他社も同様で、投資負担の軽減や技術補完のための提携を模索している。

 特に燃料電池車は、これまでのガソリン車との共通点が少なく、「参入障壁が高い」(ローランド・ベルガーの長島聡シニアパートナー)分野だ。

 現状で1台1億円といわれる価格を、普及価格帯に引き下げるためには大きな技術革新が何度も必要と指摘されており、今後は燃料電池車技術で先行するゼネラル・モーターズ(GM)や独ダイムラー、ホンダなどが核となった提携の動きが高まりそうだ。

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