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ドコモ「しゃべってコンシェル」改良へ モバイル通販進出“アマゾン化”

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ドコモ「しゃべってコンシェル」改良へ モバイル通販進出“アマゾン化”

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加藤薫氏  NTTドコモの加藤薫社長は13日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、スマートフォン(高機能携帯電話)向けのコンテンツ販売サイト「dマーケット」について、来年度から、新たに野菜や健康機器などを販売する新サービスを追加するなど機能を拡充し、モバイルネットワークを使った通信販売事業に本格進出する方針を明らかにした。成長が期待されるモバイル通販を収益の柱に育て、米アマゾンや楽天に挑む。

 dマーケットの新サービスは、グループ企業、らでぃっしゅぼーやが販売する有機野菜や、提携しているオムロンヘルスケアの健康関連機器などをdマーケットのメニューに追加する。さらに、教材や医療関連商品取り扱い商品を拡大し、dマーケットをインターネット通販事業のプラットフォームに位置付ける。

 dマーケットは昨年11月からドコモのスマホ利用者向けに、音楽約100万曲、電子書籍約4万8000作品、ビデオ5000作品、アプリ約500本を提供。今年7月からはアニメ500作品も追加しており、契約数は175万件を超える。

 コンテンツの料金は、毎月の携帯電話の利用料金とともに請求する仕組み。クレジット情報登録が不要で、手軽に決済できるのが強みだ。加藤社長は「突然、米アマゾンみたいな品ぞろえはできないが、一歩一歩段階を踏んでいく」と述べ、サービスのさらなる拡大に意欲を示した。

 また、3月に提供を開始した音声認識サービス「しゃべってコンシェル」の利用回数が1億1000万件を超えたことを明らかにした上で、しゃべってコンシェルでdマーケットを使えるように改良する考えを示した。

 一方、株式公開買い付け(TOB)していたイタリアのコンテンツ配信関連会社、ボンジョルノについては「株式の約94%の購入に成功した」と明らかにした。今後、傘下の独コンテンツ配信会社、ネットモバイルととともに、欧州でのコンテンツ配信のプラットフォーム提供事業を本格的に展開する方針だ。

 ドコモは2011年度に4000億円だった新規事業の売上高を15年度に1兆円に拡大する成長戦略を掲げている。加藤社長は「そのうち1000億~2000億円を海外事業で売り上げる」と述べるなど、海外事業の強化にも意欲を見せた。

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