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“膨らむ”ホームベーカリー市場 節約志向追い風、パナソニックなど各社続々

ニュースカテゴリ:企業の電機

“膨らむ”ホームベーカリー市場 節約志向追い風、パナソニックなど各社続々

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調理時間を短縮したパナソニックのホームベーカリー新製品  家庭でパンを焼くホームベーカリーの新製品投入が相次いでいる。10日には、タイガー魔法瓶(大阪府門真市)が21年ぶりに同市場に再参入したほか、国内シェアで約8割を握るパナソニックも新製品を投入した。

 テレビなどデジタル家電の販売不振が続いているため、家電各社は掃除機やエアコンなど白物家電の開発・販売に力を入れているが、その勢いが食の安全や節約志向の高まりを追い風に成長が予測されているホームベーカリーなど調理家電にも広がってきた形だ。

 タイガーが同日発売したのは「ホームベーカリー やきたて」(希望小売価格3万1500円)。同社は1991年を最後に同事業から撤退したが、「手作り志向の高まりで本格的な市場成長が期待できる」として再参入を決めた。

 炊飯ジャーで培った技術を活用、土鍋にも使われる素材で容器の内側をコーティングするなど、遠赤外線と高火力でパンをふっくらと焼き上げる効果にこだわった。

 パナソニックの新製品は「SD-BMS105」など3機種(想定価格約2万~3万6000円)。来年3月までに計35万台の販売を計画する。従来は最短1時間55分かかった調理時間を54分まで短縮。発酵に時間がかかるイースト菌の代わりに、ベーキングパウダーを使う調理メニューを加えたことで時間短縮を実現した。

 象印マホービンも今月1日、「パンくらぶ」シリーズに2機種(3万3600~3万9900円)を投入。新たにそば生地を作れる機能を加え、「夫婦で調理を楽しめるようにした」。初年度に月産1万4000台を計画している。

 富士経済によると、ホームベーカリーの国内販売台数は2011年の85万台から、パン食の習慣が定着したことなどにより、14年には115万台へと4割近く拡大する見通し。

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