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“トクホ炭酸”で需要盛り返しも 「コーラ」ヒットに「ファイバー」で応戦

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“トクホ炭酸”で需要盛り返しも 「コーラ」ヒットに「ファイバー」で応戦

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 アサヒ飲料は24日、特定保健用食品の炭酸飲料「アサヒ ファイバー7500」を11月20日に発売すると発表した。特保の炭酸飲料ではキリンビバレッジが4月に発売した「キリン メッツ コーラ」がヒットを飛ばし、伊藤園も新商品を投入。サントリーも近くコーラ系商品での発売を計画している。各社は価格を抑えたボリュームゾーンを狙っており、縮小傾向にあった特保食品の需要が盛り返す可能性もありそうだ。

 アサヒの新商品は2006年から展開する「ファイバー」ブランドを特保にリニューアルしたもので、食物繊維の純度や含有量を向上させた。整腸作用をアピールし、お腹の調子を手軽に整えたい20~30代の男女をメーンターゲットに売り込む。

 1本(500ミリリットル)の希望小売価格は158円で、特保対象ではない従来品より10円の価格アップに抑えた。同社の担当者は「一般飲料と同水準の価格にすることでニーズが見込める」と強調。ファイバーの11年の販売数量は23万ケース(1ケースは24本)だったが、特保化によって年内だけで30万ケースを見込む。

 特保食品の市場はメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を対象とした健診が始まる前年の07年に6798億円のピークを記録した。ただ、お茶系ペットボトルの特保飲料が容量350ミリリットルで約170~190円などと「特保食品は価格が高めに設定されている」(日本健康・栄養食品協会)こともあり、09年に5494億円、11年に5175億円と減少が続いている。

 このため各社は価格設定の見直しに乗りだし、キリンのメッツコーラは480ミリリットルで158円と、一般のコーラ系飲料並みに抑えた。食事の際に脂肪の吸収を抑えるとされ、発売2週間で年間販売目標の100万ケースを超え、目標を7月に600万ケース、9月には700万ケースに上方修正。好調な売れ行きは「手軽な価格も要因」(同社)とする。伊藤園が7月に発売した「スタイリースパークリング」(158円)も「見込みを上回る滑り出し」という。(金谷かおり)

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