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「タニタの社員食堂」中韓でも来年発行 先行の台湾で翻訳版好調
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オープンと同時に店内に入店する利用客。右側のガラス張りのスペースでは専門家のアドバイスが受けられる=11日、東京都千代田区 「1食当たり500キロカロリーの健康食で痩せる」と、これまでに続編をあわせて485万部の大ベストセラーとなっている計測器メーカー、タニタのレシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂」(大和書房刊)の翻訳版が来年をめどに、中国と韓国で出版されることが25日分かった。翻訳版はすでに台湾で先行発売されていて好調で、勢いに乗ってアジアを席巻する構えだ。
タニタと大和書房によると、内容は原本を中国語、韓国語にそれぞれ翻訳する一方で、一部は現地の提携先の出版社がタニタ監修のもとに加筆。韓国版ではキムチなど現地食材を使った低カロリーのメニューを紹介するほか、実際にメニューを試して痩せた現地の人の体験記を盛り込む。
台湾では7月からこれまでに、続編を合わせて9000部が発行されたが、早くも増刷が検討されているなど好評。「アジアでは日本の実用書の人気が高い」(大和書房)風潮も追い風となり中国、韓国での発売が決まった。初版は続編もあわせて中国で3万部、韓国は同6000部を予定している。
「体脂肪計タニタの社員食堂」は、タニタの同社社員食堂で出している昼食のレシピを再現したもので、2010年1月に本編、同11月に続編を発行、30~40代女性を中心に爆発的な人気を呼んでいる。