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日本メーカー、水処理膜で攻勢加速 三菱レイヨンが韓国で受注
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三菱レイヨンは7日、同社の排水処理用の水処理膜「ステラポアー」が韓国・京畿道華城市の水質復元センターに採用されることが決まったと発表した。受注額は明らかにしていない。12月に着工、来年末の稼働開始を予定している。
経済成長を続けるアジア各国を中心に水処理施設の新設が相次いでいることを受け、水処理膜の需要が拡大。水処理膜分野で先行する日本メーカーの攻勢が加速している。
ステラポアーは「膜分離活性汚泥法(MBR)」と呼ばれる手法向けに開発された水処理膜。MBRは工場排水などの浄化に使われる活性汚泥法(微生物による有機物の分解)と、膜濾過(ろか)法を組み合わせたもので、高度な水処理が可能。膜で濾過することで、従来はそのままの利用ができず河川に放流していた多くの水を再利用することができるようになるほか、施設の省スペース化も図れるという。
三菱レイヨンはこれまでに、排水処理施設向けに世界で3500件以上のステラポアーの納入実績を持ち、韓国にとどまらず、中東や中央アジアなどでも現地メーカーと共同で排水処理事業の強化に取り組んでいる。
中国を含めた新興国では、経済成長や人口増加に伴う水不足が深刻化。下水道普及の遅れや環境規制の強化もあり、水処理膜の需要は年々高まっている。
インフラ整備向けの需要が頭打ちとなるなど国内市場が成熟化する中、東レや旭化成など、日本の化学・合繊大手はアジア各国を中心に独自技術を生かした水処理膜の売り込みを強化している。水処理膜の世界市場は2015年には2000億円程度にまで拡大することが見込まれているだけに、日本メーカー間の競争は一段と激しさを増しそうだ。