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愛する「黒ラベル」を超えたい “プレミアム”を変えたサッポロ開発者

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愛する「黒ラベル」を超えたい “プレミアム”を変えたサッポロ開発者

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サッポロビールの「黒ラベル」 【現場の風】

 サッポロビール第1新価値開発グループ課長代理・後藤正明さん(34)

 --7月に発売した第3のビール「北海道プレミアム」が好調だ。開発のきっかけは

 「アイデアを練り始めたのは、リーマン・ショック直後の2009年ごろ。このころから、消費者は日常でのちょっとした自分へのご褒美を求めているように感じた。ならば、日常(平日)飲まれている第3のビールでプレミアムをやろうと思った」

 --低価格の新ジャンル、第3のビールでプレミアムとは、一見矛盾するようにも見える

 「確かにそれまでは『プレミアム=高価格』が一般的で、社内でも当初なかなか理解を得ることができなかった。だが、『プレミアム=お客さまにとっての価値が高い』という考え方を貫き、モニター調査でも手応えを感じることができたため販売に至った」

 --同じ第3のビール「麦とホップ」とのすみ分けは

 「第3のビールを味で2つに分けるとコク系とスッキリ系があり、『麦とホップ』はコク系。一方でボリュームが大きく成長率も高いのはスッキリ系。成長市場でお客さまのニーズをつかみたい」

 --具体的にどこが「プレミアム」か

 「良質でうま味成分が多い北海道産大麦麦芽と、希少な富良野産ホップを使用している。価格は『麦とホップ』と同じだ。何度飲んでも飲み飽きない味わいを目指し、香りにこだわった。プレミアムという言葉は使い古されているかもしれないが、浸透しているので最短距離で伝わると考えた」

 --入社動機は「黒ラベル」のファンだったとか

 「『黒ラベル』を生み出したサッポロの強みは歴史や職人かたぎ、そして今回の商品名にもつけた『北海道』というキーワード。最も愛するブランドである『黒ラベル』を超える商品をつくりたい」(金谷かおり)

 【プロフィル】後藤正明(ごとう・まさあき) 2007年4月サッポロビール入社。新価値開発本部所属。前職はエースコックでブランド、商品企画を担当。徳島県出身。

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