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台湾大手がシャープ独自技術「IGZO」採用 “合体スマホ”発売へ

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台湾大手がシャープ独自技術「IGZO」採用 “合体スマホ”発売へ

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スマホとタブレット端末を合体させた新製品「Padfone2」を紹介するエイスース社員=台北市のエイスース本社(板東和正撮影)  【台北=板東和正】台湾IT企業のエイスース(ASUS)が、専用端末に差し込むだけでスマートフォン(高機能携帯電話)をタブレットとして使える“合体スマホ”、「Padfone(パッドフォン)2」を来月にも、日本国内で発売することが8日わかった。現地関係者が明らかにした。省電力・高精細なシャープの新型液晶「IGZO(イグゾー)」を搭載しており、国内市場の活性化につながりそうだ。

 10・1インチのタブレット型専用端末は、背面にスマホを差し込むための溝があり、スマホを挿入するとタブレット端末として使用できる。スマホに保存した写真や映像を、タブレットの大画面で楽しめる。同社はスマホと専用端末のセットを販売する。

 同製品は台湾や中国で販売されているが、「スマホの手軽さとタブレットの利便性を融合させた斬新なスタイルに魅力を感じて、発売を待ち望むユーザーは日本でも多い」(証券アナリスト)という。

 シャープの新型液晶IGZOが使われており高精細な画面も特徴。同製品がヒットすれば、シャープの業績改善にもつながりそうだ。

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