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SUV開発競争がヒートアップ 富士重、三菱自、マツダが技術力アピール
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新型SUV「フォレスター」を紹介する富士重工業の吉永泰之社長=13日、東京都江東区 富士重工業は13日、SUV(スポーツ用多目的車)「フォレスター」を5年ぶりに全面改良して発売した。未整備の道路での走行性能を高めたという新技術をアピールし、SUV市場でのシェア向上を目指す。価格は208万9500円から。
SUVを含む「オフロード4WD」は、国内全体の自動車販売台数が落ち込む中、年間18万~20万台前後で安定的に推移しており、富士重のほか三菱自動車、マツダによる競争が激化している。
新型フォレスターは、ボタン一つで雪道や山道などでの走行性能を高める新駆動制御システム「Xモード」を搭載したほか、前モデルより車体を一回り大きくして車内空間を広げた。
会見で富士重の吉永泰之社長は「基本性能を進化させ、快適性も高めた」と自信をみせた。同社はフォレスターと「インプレッサXV」「レガシィアウトバック」を主力SUVと位置付け、幅広い品ぞろえで需要を取り込む戦略を描いている。
一方、新技術をふんだんに使って優位性を高める戦略に打って出たのは三菱自だ。同社は10月に発売した新型「アウトランダー」に、追従走行や衝突防止といった最新の安全機能を採用。月1000台の販売目標に対して発売後1週間で900台の受注を獲得し、「予想以上の売れ行き」(広報部)という。
マツダは、環境負荷が低いとされるディーゼルエンジンの搭載を前面に打ち出した「CX-5」を2月に投入。「発売後8カ月の販売台数は3万4000台と目標の4倍に達した」(広報部)という。
3社とも国内販売だけでなく、海外での販売も好調。SUVの開発競争は今後さらにヒートアップしそうだ。(山沢義徳)