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「キンドル」売り切れ、「ネクサス10」は発売遅れ…話題のタブレットが日本で入手難

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「キンドル」売り切れ、「ネクサス10」は発売遅れ…話題のタブレットが日本で入手難

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アマゾンの電子書籍端末「キンドル・ペーパーホワイト」日本語版=同社提供  タブレット端末や電子書籍端末の注目の商品が買えないケースが相次いでいる。米アマゾン日本法人が19日にインターネット販売を開始した「キンドル・ペーパーホワイト」は初日出荷分は前日までに売り切れており、いま注文なら年明け入荷となる。一方、米グーグルの「ネクサス10」は13日発売予定だったが、日本向けの発売は大幅に遅れている。

 米アマゾンの「キンドル・ペーパーホワイト」は電子書籍端末。価格が7980円と安い。携帯通信機能を備えた「同3G」は1万2980円。画面サイズは6インチ。

 読める書籍数が約5万点でのスタートとなり、100万点以上という米国などに比べて見劣りするものの、価格面も含めてかなりの前評判となった。

 発売前にネット販売サイトで予約ができたが、日本法人のアマゾンジャパンによると、「予約好調で、初日出荷分は予約でいっぱいだった」という。19日にネット注文しても、「ペーパーホワイト」は来年1月12日入荷分、「同3G」も来年1月5日入荷分まで待たされる。

 ただし、キンドルはビックカメラや上新電機など一部の家電量販店では20日以降に店頭販売する会社もあるため、場合によっては、ネット販売よりも早く入手できる可能性があるという。

 汎用タブレット端末である上位機種の「キンドルファイア」(1万2800円から)のシリーズは予約受付中で、こちらは12月19日発売予定。

 これに対し、米グーグルの「ネクサス」は画像表示能力などの性能に前評判が高いアンドロイドのタブレット端末。まず画面サイズが7インチの「ネクサス7」が9月下旬にグーグルが自社サイトでネット販売を開始し、10月からは家電量販店でも発売されている。価格が1万9800円からと、日本の大手メーカー製品などよりかなり安く設定され人気となっている。ある量販店では7インチ端末で売れ行き1位になっている。

 画面サイズが10インチに大きくなった上位機種が「ネクサス10」で、3万6800円から。だが13日から注文を受け付けるはずのグーグルの販売ページを見ても、いぜん「この商品は現時点では販売されていません」と書かれたまま。掲示板などでは、「いつ買えるの?」という書き込みが目につく。

 欧米などでは発売されている国もあり、世界中で発売が延期されているわけではない。グーグル日本法人の広報部門に問い合わせをしても「販売が始まればネットに表示されます」という回答だけで、具体的な説明を聞くことはできない。

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