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USJ強さの秘密は「何でもあり」 ワンピース、キティ…楽しければOK!

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USJ強さの秘密は「何でもあり」 ワンピース、キティ…楽しければOK!

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入場者数が1億人に達したユニバーサル・スタジオ・ジャパン。人気キャラクターらが盛大に祝った=10月29日、大阪市此花区(阿部佐知子撮影)  開業11年目で累計の入場者数が1億人を突破した米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)。今年に入って入場者数が前年の2割増と好調に推移しているが、人気を牽引しているのは「ハローキティ」「ワンピース」といった映画とは関係がないキャラクターたちという。

 もはや「映画の」という形容詞は不要で、商魂たくましい大阪ならではの「何でもありのテーマパーク」として存在感を見せ始めている。

夏は「ワンピース」

 USJは今夏、期間限定で、人気マンガのワンピースを題材にしたスペシャルショー「ワンピース・プレミアショー2012」を開催。主人公の海賊らがマンガから飛び出し、会場を縦横無尽に走り回る迫力ある演出に、熱狂的なファンは歓声を上げた。

 ショーは別料金で、大人3500円の席では、入場券(6400円)と合わせて9900円必要だが、それでも良席は事前にほぼ完売したという。

 ワンピースとのコラボ企画は、10周年を迎えた平成19年夏にスタートし、22年からは夏の恒例イベントとなっている。

大人から子供まで

 USJは、映画会社「ユニバーサルスタジオ」が米ロサンゼルスのハリウッド近くに、1964年に開業したテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(USH)」のノウハウを導入。USH、「ユニバーサル・オーランド・リゾート」に続き、“第3のテーマパーク”として平成13年に建設された。

 開業当初はUSHなどと同じように、映画を題材とした大人のテーマパークだった。

 初年度は約1100万人が訪れ、東京ディズニーランドと並ぶテーマパークともてはやされたが、2年目以降、入場者数は伸び悩み、700万人台まで低迷する年もあった。

 入場者数のアップを目的に導入されたのが、コストをあまりかけずに投入できるキャラクターだった。映画にとどまらず、子供や若者に人気のキャラクターを取り入れることで、ターゲット層を広げることも可能になる。

 USJを運営するユー・エス・ジェーの森岡毅執行役員は「『なんでワンピースなんだ』という声も実際はあった。映画のテーマパークという軸は当然大事だが、映画だけのテーマパークである理由はない」と言い切る。

 昨年、今年と、夏には人気ゲーム「モンスターハンター」をテーマにしたイベントも実施。等身大の動くモンスターや、オリジナルグッズなどが楽しめるため若い男性を中心に人気を集めた。

 3月にオープンした「ユニバーサル・ワンダーランド」は、ハローキティなどのキャラクターとふれあうことができ、連日小さい子供連れでにぎわい、今年の入場者数増の大きな要因となった。

大型投資は「映画」

 とはいえ、「映画」という看板を捨てたわけではなく、大型投資については映画を軸に行う。16年には140億円を投じて「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」をオープン。

 26年には開業以来、最大規模となる約450億円を投資した「ハリーポッター」をテーマにしたエリアも予定されている。

 また、開業以来のアトラクション「ジョーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ジュラシック・パーク」もUSJの核であることには変わりない。「映画」と「映画以外」を、バランス良く導入することでリピーターの確保や、ターゲット層の拡大につなげてきた。

 今年は開業初年度以来となる入場者数1千万人超が視野に入ってきた。「節操がない」といった批判もどこ吹く風とばかりに、USJは今、入場者の支持を得て躍進を続けている。(阿部佐知子)

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