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「香り」掃除用品にも広がる 各社から新商品続々、衣料用柔軟剤に続け
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花王が11月に限定販売した「ガラスマジックリンエッセンシャルローズの香り」 衣料用柔軟剤から火が付いた日用品の香りブームが、掃除用品にも広がり始めた。
「香りを楽しみながら前向きに家事をする傾向が強まっている」(大手日用品メーカー)ことを受け、従来品の住居用洗剤などに香りを付けた新商品が相次いで登場している。
洗浄力や手軽さをアピールしてきた年末の大掃除商戦に「香り」という新たなキーワードが加わった。
「香り大掃除」を提案する花王は、衣服などに吹き付ける消臭剤「リセッシュアロマチャージ」で最も人気の高い「エッセンシャルローズの香り」を取り入れた掃除用品を投入。10月に床掃除用の「クイックルワイパー立体吸着ウエットシート エッセンシャルローズの香り」を定番品に加えた。
11月には住居用洗剤「マジックリン」「かんたんマイペット」にも、エッセンシャルローズの香りを付けた新商品を数量限定で発売。「部屋中を好きな香りで統一できるようにした」(花王)という。
ユニ・チャームも10月、掃除用具「ウェーブハンディワイパー」から、「グリーンの香り」を限定発売した。ベルガモットやハーブをブレンドした爽やかな香りが特徴で、掃除後のすっきり感が得られるようにした。
小林製薬は、排水口に投げ入れてパイプ内のぬめりを取る洗浄剤「かんたん洗浄丸」に、ミントの香りの新商品を今春追加。年末の需要期を迎えた最近は同シリーズの売り上げが前年同期より約14%増加。同社は「パイプ内は目で見えないが、香り付きだときれいになった実感を得やすい」点が消費者に受け入れられたとみている。
花王によると、住居用洗剤市場は大掃除で需要が高まる10~12月、通常の1.3倍に当たる約330億円に達する。横ばいが続く日用品市場を「香り」で牽引(けんいん)した衣料用柔軟剤や消臭芳香剤に続こうと、各社の大掃除商戦はますます白熱している。