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シャープ社長「間違ったオンリーワンになっていた」 顧客視点に回帰

ニュースカテゴリ:企業の電機

シャープ社長「間違ったオンリーワンになっていた」 顧客視点に回帰

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 シャープの奥田隆司社長は7日、大阪市内で記者団に対し、同社のスローガンを「作り手論理のオンリーワン」から「顧客重視のナンバーワン」に転換する考えを示した。

 また、4月から個人、法人、メーカーの3顧客別のカンパニー制導入を検討していることを明らかにした。顧客の特性に応じた経営への転換を目指す。

 同社のオンリーワン戦略は町田勝彦相談役が平成10年に社長に就任した際から提唱。液晶分野で進め、同社を「液晶のシャープ」に成長させたが、亀山第2工場(三重県亀山市)や堺工場(堺市)への過剰投資のほか、液晶テレビの汎用(はんよう)品化による低価格化で採算が悪化、経営危機の原因とされている。奥田社長は「間違ったオンリーワンになっていた。顧客視点に立ち戻る」と強調した。

 その上で、4月から、三つのカンパニーに経営管理を任せ「徹底したお客さま目線のビジネスモデルに転換を図る」と説明。奥田社長は「ホームランを狙うのでなく、ヒットを打ち、業績回復につなげたい」と話した。

 自己資本比率が9・9%(昨年9月末時点)に低下し、経営課題となっている資本増強策については「3月までに発表する中期経営計画で明らかにしたい」と述べるにとどめた。一方、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との資本提携交渉には「鴻海の郭台銘会長に交渉を前に進めましょうと書簡を送った」と語り、3月までの決着に意欲を示した。

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