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サントリー酒類、「第3のビール」を強化 13年事業計画
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2013年の事業計画を発表したサントリー酒類の相場康則社長(中央)=9日、東京都港区 サントリー酒類は9日、2013年の事業計画を発表した。主力のビール類(ビール、第3のビール)事業は、節約ニーズの高まりから割安な第3のビールを強化し全体で前年比4.2%増の6450万ケース(1ケースは大瓶20本)を目指す。ウイスキーなどのスピリッツ事業も合わせた売上高は前年比3%増の5700億円を目指す。
ビール類の内訳は、ビールが2.5%増の2325万ケース、第3のビールが6.5%増の4125万ケース。会見した相場康則社長は「酒類市場は先行き不透明な経済情勢のなかで、ますます厳しくなる」との見方を示した。同社は13年のビール類市場は前年比2%減と推定している。
こうした状況下で牽引(けんいん)役と位置づけるのが第3のビールで同日、新商品「グラン ドライ」(店頭想定価格は350ミリリットルで140円前後)を3月26日に発売すると発表した。既存の「金麦」がコクのある味わいなのに対し、新商品は第3のビールのなかでも市場規模が大きい「キレ味」に仕上げており、新規顧客獲得を図る。
昨年にリニューアルした看板ビール「ザ・プレミアム・モルツ」は広告、販促活動などの強化で6.9%増の1770万ケースの販売を目指す。
このほか、「嗜好(しこう)の多様化が進み」(相場社長)拡大傾向にあるノンアルコール飲料や低アルコール飲料(RTD)を強化する。
ウイスキーは、炭酸で割った「ハイボール」の飲用シーンの拡大を図るほか、専門のバーを13年末には昨年末比約3倍の100店舗に増やすなどして1%増を見込む。