SankeiBiz for mobile

米マック、環境思いの「フィレオフィッシュ」 日本での採用は検討せず

ニュースカテゴリ:企業のサービス

米マック、環境思いの「フィレオフィッシュ」 日本での採用は検討せず

更新

 「海のエコラベル」認証

 米マクドナルドは、米国内で販売する「フィレオフィッシュ」の原料などすべての魚について、資源管理や環境保全に配慮して生産されたことを示す「海のエコラベル」の一つ、「海洋管理評議会(MSC)」の認証を取得した製品にすることを決めた。乱獲で漁業資源の減少が進む中で、環境保全や資源保護を重視する姿勢を消費者に示すのが狙い。MSC認証水産物の市場が大きく広がることになる。

 米マクドナルドの1月24日付プレスリリースによると、全米に展開する1万4000超の店舗すべてでMSC製品を扱うのに必要な認証を取得。2月から原料の白身魚すべてを、MSC認証を受けた漁業からの製品に限り、パッケージも青い魚をデザインしたMSCのエコラベルがついたものに変える。全米にチェーン展開する外食企業のなかでMSCのエコラベルを採用するのはマクドナルドが初めてだという。

 日本での採用未検討

 この制度は、資源管理などに配慮して生産された水産物かどうかをMSCが審査し、基準を満たした漁業者が生産する製品に認証ラベルをつけて売ることを認める仕組み。消費者がラベルつきの製品を選んで買うことで、資源管理や環境保全に貢献することを目指すもので、欧米を中心に広がっている。

 マクドナルドは欧州でも2011年から、域内約7000の店で売るフィレオフィッシュの魚すべてをMSC製品にしているが、日本マクドナルドの広報担当者は「今のところ日本でのMSC採用は検討していない」と話している。

 

 ■海洋管理評議会(MSC) 環境保全や資源管理に配慮した水産物の生産を奨励するための国際組織で、英国に本部を置く。生態系に配慮した漁業であることを専門家がチェックし、条件をクリアした漁業に認証を与える。

 漁業への認証とは別に、認証済み製品の流通や販売に関連する業者を認証する制度もあり、いずれも商品に特定のラベルをつけることができる。世界中で約180の漁業が認証を取得、MSCのラベルのついた製品は1万7000品目を超える。

 ただ、日本内にはあまり浸透しておらず、日本国内の認証漁業は京都府舞鶴市の漁業者によるアカガレイとズワイガニ漁だけにとどまっている。

ランキング