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二世帯同居6人で2~3割省エネ 食事一緒で効果
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旭化成ホームズは、二世帯同居の暮らし方が生活時のエネルギーにどういった影響を与えるかについて調査研究を行い、結果をまとめた。
それによると、親(2人家族)と子の世帯(4人家族)が別々の家で暮らしている場合に比べて、6人が一緒に住む二世帯同居の場合、エネルギー消費量は2~3割減少することが判明。
単世帯の2棟の住宅が1棟の二世帯住宅に建て替わった場合、4.3キロワット分の太陽光発電システムの発電量と同等のエネルギーを削減できるとしている。
今回の調査は、同社のヘーベルハウス居住者で、親と子夫婦が同居する二世帯同居家族を対象に、旭化成ホームズくらしノベーション研究所が実施。693世帯が回答した。
二世帯住宅を細かくみると、各世帯が独立して暮らす「独立二世帯」、玄関や浴室などを共用してスペースを効率よく使う「共用二世帯」、食事の空間を共用しながらサブキッチンなど世帯別空間を設けた「融合二世帯」に分けられる。調査では、その順番でエネルギー消費量が少なくなることが分かった。
親と子夫婦が同居する親子同居家族の動向をみると、平日の夕食時に親と子世帯がそれぞれ別に食事をするケースに比べ、同じ場所で食事する家族はエネルギー消費量が21.2%少なくなることが分かった。
この結果について同研究所では「食事行為そのものにかかわる設備、家電の使用にとどまらず、リビングダイニングでの過ごし方など、その前後を含めた暮らしの“場”の重なりが増えるため」と指摘している。
一方、親と子世帯が全員同じ場所で入浴する場合、別の場所で入浴する場合に比べると削減率は11.9%。食との比較でみれば効果は低かった。
住宅では、省エネにつながる高気密・高断熱技術が進化しているにもかかわらず、家電製品の保有台数の増加や、OA機器の普及などによって家庭からの二酸化炭素(CO2)排出量は削減できていない。
同研究所の下川美代子研究員は今回の調査結果を踏まえ、「二世帯の暮らしの場を重ねることが、豊かな暮らしの実現とCO2の削減につながる。自分たちの価値観を大事にしながら、自然に交流できる住まいづくりが必要」と指摘。今後の商品開発や営業活動に反映させていく考えだ。