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グリーとDeNA、新人積極登用 「学生に近い目線」で新規事業開拓

ニュースカテゴリ:企業の情報通信

グリーとDeNA、新人積極登用 「学生に近い目線」で新規事業開拓

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「マガリー」の運営を担当するグリーの矢口裕也さん(中央)ら=東京都港区  ソーシャルゲーム運営大手のグリーとディー・エヌ・エー(DeNA)が、若手社員の活用を積極化している。利用者と同じ世代の社員に新事業立ち上げを任せることで、若年層からの支持獲得につなげる狙いだ。

 グリーは3月、有料メールマガジン「Magalry(マガリー)」の提供を始めた。人気タレントがテレビや雑誌で語らない話を配信する。購読者がコメントを書き込めるようにするなど、タレントとファンのコミュニケーションの場として育てる。

 開発担当として白羽の矢が立ったのは入社1年目のエンジニア、矢口裕也さん(21)。やる気と技術力を買われ、企画メンバーに入った。購読者が感想を表現するアイコン機能などを提案、採用された。矢口さんは「これからも新しいことにどんどんチャレンジしていきたい」と話している。

 一方、DeNAでは昨年11月に若手社員の発案で始めたスマートフォン(高機能携帯電話)向け無料通話サービス「comm(コム)」が好調だ。利用者は昨年末時点で約500万人。直接収益に結びつく事業ではないが、自社サービス全体の利用者拡大を狙っている。

 コムは2011年当時に新卒1年目だったエンジニアの長田一登さん(28)のアイデアを基に始まった。企画や運営を担う中核メンバー4人のうち、2人は現在も新卒1年目の女性だ。会社側も「ついこの間まで学生だったからこそ、常に利用者目線で考えることができている」と評価している。

 矢野経済研究所によると、ソーシャルゲームの2013年度国内市場規模は、12年度見込み比10%増の4256億円になる見通し。ただ、10年度の前年度比約3.8倍、11年度の約2倍と比べると、成長ペースは次第に鈍化している。こうした中、両社は若手社員の力を使って、新たな収益源を探っている。

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