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地図はやっぱりグーグル頼み iPhone向けアプリ復活!
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米グーグルは13日、東京都内で会見を開き、米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」などに対応する地図アプリ(応用ソフト)「グーグルマップ」の提供を始めたと発表した。
アップルが「5」に標準搭載した独自開発の地図アプリは誤表示が多く、オーストラリアではアプリに従って車を運転して遭難する事故が相次ぐ騒動も招いていた。
新たな地図アプリは、アップルのアプリ配信サイトから無料でダウンロードできる。以前のアプリより動作が速くなり、目的地の最初の文字を入力すると予測して表示する機能を導入。音声での経路案内や到着予定時間の表示機能も盛り込まれた。
モバイル端末用のアップルの基本ソフト(OS)「iOS」には、前機種の「4S」までグーグルマップを標準採用していたが、アップルは9月に発売した「5」に搭載し、前機種などにも対応する最新版OSでは削除した。
グーグルのOS「アンドロイド」を搭載したスマホとの競争が激化し、ライバルのアプリを排除したというのが実情だ。
だが、アップルのアプリは羽田空港が「大王製紙」と表示されるなど間違いが多く、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が謝罪し、担当のスコット・フォーストール上級副社長が更迭される事態に陥っていた。