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牛丼大手、値引き合戦再燃 吉野家「利幅は減らない」と強調

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牛丼大手、値引き合戦再燃 吉野家「利幅は減らない」と強調

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吉野家の発表会で牛丼をほおばるお笑い芸人の宮川大輔さん(左)と女優の相武紗季さん=10日、東京都千代田区  大手牛丼チェーンの吉野家ホールディングス(HD)は10日、18日午前10時から一部店舗を除き牛丼価格を引き下げると発表した。並盛りは100円安い280円にする。

 2月に米国産牛肉の輸入規制が緩和され、安価な牛肉の安定調達が可能になり値下げに踏み切った。牛丼各社の値下げは昨年以降、影を潜めていたが、今月「すき家」を展開するゼンショーHDや松屋フーズが期間限定で値下げを実施。政府・日銀がデフレからの脱却を目指す中、デフレを象徴する牛丼で値引き合戦が再燃した。

 吉野家は18日に「大盛」を40円安い440円、「特盛」を90円安い540円とし、牛皿もサイズ別に40~90円値下げする。これにより米国でのBSE(牛海綿状脳症)発生後、一時販売休止に追い込まれた2004年時点の価格水準に戻る。

 吉野家はこれまで値引き競争から一線を画し、「牛焼肉丼」(480円)など高価格路線を取っていたが、今年3月までの既存店売上高は6カ月連続で減少し、客数も15カ月連続で前年割れと苦戦が続いていた。

 10日会見した安部修仁会長は「価格の部分でお客さまの期待に応えられていなかった」と現状の課題を指摘。「同業他社の動きも見て、さまざまなアプローチなどから280円が適していると判断した」と説明した。値下げにより客数で約3割増、売上高で15~20%増を見込む。

 また、値下げによる利益率低下を指摘されると、調達コストの削減や調理オペレーションの効率化などによる人件費の削減などで「利幅は減らない」と強調した。

 吉野家が牛丼の並盛を280円に設定したことで、大手3社の価格は横並びになる。ただ、すき家は牛丼を各一律で30円値引きする「春の感謝祭」を12日午前8時まで実施しており、松屋も15日午後3時まで牛丼商品を30円値下げしている。

 今後、値下げを恒常化するかについて両社とも「現時点で決まっていない」としており、一段の価格競争に発展するかは不透明だ。

 牛丼チェーン大手3社の値下げの動き

 すき家 5日から12日まで牛丼を一律30円値下げ。並盛りを250円で販売

 松屋  8日から15日まで牛めしを一律30円値下げ。並盛りを250円で販売

 吉野家 18日から牛丼並盛りを100円値下げし280円に。牛皿を40~90円値下げなど

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