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家電出荷額、白物がデジタル逆転 空気清浄機が過去最高を記録

ニュースカテゴリ:企業の電機

家電出荷額、白物がデジタル逆転 空気清浄機が過去最高を記録

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家電の国内出荷額  日本電機工業会(JEMA)が18日発表した2012年度の白物家電の国内出荷額は、前年度比0.5%増の2兆2166億円だった。3年連続で2兆円を超え、02年度以来10年ぶりにデジタル家電の出荷額を逆転することが確実となった。

 項目別では、空気清浄機が13.9%増の747億円。出荷台数は18.1%増の約299万台と4年連続で前年度を上回った。大気汚染や花粉の飛散に対する消費者の関心の高さを反映し1971年の調査開始以来、過去最高を記録した。

 エアコンは金額が1.7%増の6719億円、台数は2.6%増の852万台だった。消費者の節電意識の高まりに加え、昨夏は3年連続の猛暑となり購買意欲を刺激した。

 掃除機は金額が7.6%増の1118億円、台数は1.6%増の539万台で、単価の上昇が顕著だった。サイクロン式やロボット式への切り替え需要を取り込み市場が拡大した。

 電子レンジは金額、台数とも前年度を下回ったが、ヘルシー志向に対応したオーブンレンジなど高機能タイプの人気が高かった。

 一方、電子情報技術産業協会(JEITA)によると、昨年4月~今年2月のデジタル家電の国内出荷額は1兆3484億円。主に販売不振の薄型テレビに足を引っ張られ過去最悪の水準だった。年度ベースでも白物家電を下回るのは濃厚だ。

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