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三菱自、軽リコール「真摯に受け止め」 顧客第一の姿勢を再徹底へ
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決算会見を前に、リコール対応が消極的と指摘されたことについて謝罪する三菱自動車の益子修社長=25日、東京都港区の本社 三菱自動車の益子修社長は25日行われた決算会見で、軽自動車のリコール(回収・無償修理)に消極的に対応した問題について、「国土交通省からの指摘を真摯(しんし)に受け止める。追加の改善策を早急にとりまとめ、全社一丸となって取り組む」と述べた。
益子社長は、再発防止策として「カスタマーファーストプログラムを導入し、顧客第一の姿勢を再徹底する」とした。社長直轄の改革委員会の下に生産や品質、販売の分野にチームを設置。社員の意識改革を通じた改革を進めていく方針も明らかにした。
また、同日発表した2013年3月期連結決算では、本業のもうけを示す営業利益は、車種の削減などのコスト低減効果で従来予想から34億円増の674億円とした。
14年3月期の見通しについては、日本を含むすべての地域での販売増を計画。売上高は前期比25.1%増の2兆2700億円、営業利益は48.4%増の1000億円、最終利益は31.7%増の500億円を見込む。