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内定もらえず努力放棄の学生増加 「コネ入社できる企業はないですか?」

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内定もらえず努力放棄の学生増加 「コネ入社できる企業はないですか?」

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相談に訪れる大学生ら=東京新卒応援ハローワーク、東京都新宿区 【プロが教える就活最前線】

 4月から本格化した就職活動が一段落したこの時期。内定塾にも相談の電話が多くかかってきます。当然、今まで何十社と選考を受け、残念ながら良い結果が得られていない学生がほとんどで、苦しい状況であるのは間違いないところです。しかし、この苦しい状況下でも学生は二極化し、顕著にその後の結果に差が出ているようです。

 この二極化を生む要因は、取り組む姿勢の違いにあるようです。努力をせずに内定を獲得しようとする学生と、ひたむきに努力をして内定を獲得する学生です。それぞれのタイプをご紹介します。

 Aさんは、今まで何社、何十社と選考に落ちたことで、自信をなくし、他人に頼ることしか考えない学生です。こういった学生は近年増えてきているように感じます。

 ・「コネで入社できる企業はないですか?」

 ・「どこの企業を受けたら良いですか?」

 ・「受かりやすい企業を教えていただけないですか?」

 こういった質問を何度となく投げかけられます。Aさんは、自分自身で努力することを考えず、他人に頼ったり、「楽な方法」を模索したりしていました。

 このようなタイプのは、成長速度が遅いだけでなく、面接でも頑張っている姿が伝わらないので、なかなか結果が出にくいのは、当然と言えそうです。

 一方、Bさんは、粘り強く選考を受け続ける学生です。何度も何度も選考に落ち続けているのにも関わらず、ひたすら企業へエントリーし続け、少しずつ成長していきます。そして、いつの日か大きな成果を生みます。

 例えば、関西の某女子大生の昨年のケースをご紹介します。スポーツ推薦で大学に入学した学生でしたが、筆記試験は不得意で、文章を書くのも苦手という学生でした。エントリーシートを書いてもことごとく不合格。

 せっかく面接までこぎつけても緊張のあまりうまく話せずに不合格の連続でした。実際、この時期で不合格になった企業は150社を超えました。

 しかし、それでもこの学生は粘り強く、企業にエントリーシートを出し続けました。まさに陸上のアスリートのようにコツコツ努力を重ねました。

 その結果、6月に何と3社の内定を獲得できたのです。最初の一社は某大手不動産会社の一般職。そして1社内定出た後はトントンと他2社の内定を獲得できたのです(1社は地方銀行、もう1社は製薬会社)。

 選考に落ちても、落ちても、前向きにひたむきに努力をする。学歴がなくても、学力がなくても、こういうひたむきな姿勢を評価してくれる企業はきっとあります。

 彼女がエントリーシートの自己PRで書いた「どんな困難な状況にも負けない」まさにこの強みが発揮された就職活動だったように思います。(「内定塾」塾長 宮川洋)

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