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【直球緩球】丸紅の国分文也社長に聞く シェールガス革命に商機
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--米国のシェールガス革命をどうみる
「2年前の米国駐在中に安価なガスを使った化学産業などの復権や商機を実感した。貿易で強みを持つエチレンなどの化学事業や肥料事業にも取り組みたい。ガス輸送のパイプライン事業も注目している」
--2015年度までの3カ年で過去最大の1兆1000億円の投融資枠のうち6割を非資源に投じる計画だ
「資源、非資源にこだわらず、伸びる分野をどれだけ取り込めるかが重要だ。強みの電力や水などインフラ整備は世界的に喫緊の課題で成長分野だ。新興国の需要が増える食糧や肥料事業、浮体式の洋上基地など海洋事業も有望だ」
--資源分野は
「LNG(液化天然ガス)の調達先の多様化に取り組みたい。米国も検討はしているが、包括提携した露石油大手のロスネフチなどと組みロシアからの安定調達にも取り組みたい」
--米3位の穀物メジャー、ガビロン買収は中国政府の条件付き認可がでた
「一大産地の米国の穀物集荷網を手にいれる意義は大きい。ブラジルの産地にも手を打ち、集荷網に加え、穀物を使った飼料、畜産加工への一貫体制や肥料分野との相乗効果も狙う」
--15年度の最終利益目標は12年度実績の2056億円から最大3000億円へ増やす
「資源価格下落など逆風下でも最低2500億円を稼ぐ。その上で3000億円に向けどこまで上積みできるかが問われている。守りのつもりはない」
--ミャンマーやアフリカのサブサハラ(サハラ砂漠以南)を重点国にした
「資源が豊富なサブサハラの経済と人口の伸びは将来、アジアを上回る。将来性がある案件は、投資基準に満たなくても柔軟に対応したい」(上原すみ子)
■こくぶ・ふみや 慶大経卒。1975年丸紅入社。執行役員エネルギー部門長、常務、専務、副社長などを経て4月から現職。60歳。東京都出身。