Q 軽の売れ行きが好調だ
A 平成24年度の年間販売台数は前年度比16・8%増の197万台となった。新車販売全体に占める割合も10年前の約35%から、約40%に迫っている。4、5月の割合は、2カ月連続で40%を上回った。
Q 今年度の売れ行きの見通しは
A 日産自動車と三菱自動車が共同開発した新型軽が発売されたほか、ダイハツ工業やホンダも年内に新型軽の発売を控えている。今年度は200万台を超えるのではないかと期待する声もある。
Q なぜ売れるのか
A 長期間続いた景気低迷で、自動車税が小型車に比べ4分の1以下となる維持費の安さと燃費性能の高さが注目されている。
さらに、少子高齢化による社会構造の変化で、5人乗りの小型車でなく4人乗りの軽で十分という需要も生まれた。軽の品質が格段に良くなったことも大きい。
Q 軽の販売価格は従来車より高くなった
A 軽の価格はかつての100万円以下から約120万円が主流となった。ガソリン1リットル当たりの燃費性能が30キロを超えるモデルも出てくるなど、性能が格段に向上したからだ。
内装も各社が使い勝手を競っており、「機能が良ければ、多少高くても買う」というユーザーが増えた。ホンダが23年末に出した「N BOX」は中心価格帯が140万円と小型車よりも高い。
Q 小型車の需要は少なくなるのか
A 世界全体を見渡せば、軽自動車は日本独自の規格のため、そのままの仕様では売れない。海外生産の比率が高い各社にとって小型車が主力車種であることは間違いない。
国土が狭く、近距離しか乗らない日本とは事情が違うからだ。ただ、日本メーカーにとって、雇用の側面からも国内生産の維持は課題となっており、軽への期待が大きい。