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「これからが本番」アベノミクスに期待と注文 経団連フォーラム

ニュースカテゴリ:企業の経営

「これからが本番」アベノミクスに期待と注文 経団連フォーラム

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経団連の夏季フォーラムであいさつする米倉弘昌会長=18日、長野県軽井沢町  経団連の夏季フォーラムが18日、長野県軽井沢町のホテルで2日間の日程で始まった。今年のテーマは「強い日本の再生」。参院選で自公政権の圧勝が予想されるなか、米倉弘昌会長ら約30人の企業経営者から選挙後の安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」に対する期待と注文が相次いだ。

 初日は世界の中での日本の立ち位置について米ジョンズ・ホプキンス大のケント・カルダー教授と政策研究大学院大学の白石隆学長が基調講演した。白石氏は「参院選で与党が大勝した後、政策課題がどうなっていくか注意が必要だ」と指摘。日立製作所の川村隆会長は「安倍首相は相当いろんなことを考えながらやっている」との見方を示した。

 丸紅の勝俣宣夫相談役は「アベノミクスはこれからが本番だ。決められる政治で失われた20年を取り戻してほしい」と要望。三井住友フィナンシャルグループの奥正之会長は成長戦略に盛り込まれた税制改正や規制改革について「優先順位をどうつけるか。実施状況の定期的なチェックも不可欠だ」と注文をつけた。

 東京海上日動火災保険の石原邦夫相談役は日本の交渉参加が決まった環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「守りではなく攻めの交渉をすべきだ。それがアベノミクスのアローヘッド(矢じり)になる」と主張。コマツの坂根正弘相談役は「日本の強みは技術に裏打ちされた経済力だ。経済は国を治め民を救う」と経済再生の重要性を強調した。

 2日目は安倍首相のブレーンを務める浜田宏一内閣官房参与(米エール大名誉教授)や東京大学の浜田純一総長らをゲストに招き、成長戦略が実効を挙げるための企業行動を中心に議論する。

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