ニュースカテゴリ:企業
サービス
マクドナルド「大きくかじを切りすぎた」 年初の売上高減少響き業績下方修正
更新
日本マクドナルドホールディングスは9日、2013年12月期の連結業績予想を下方修正した。増益見通しが一転、2期連続の減収減益になる。低価格戦略からの転換が裏目に出たことに加え、円安で輸入原価が上昇したことが主因だ。発表によると、同期の売上高は2695億円から2650億円(前期比10.1%減)に、営業利益を252億円から200億円(19.3%減)、最終利益を141億円から117億円(9.1%減)に予想を引き下げた。
「(1月と2月は)あまりにも大きくかじを切りすぎたと反省している」。この日、東京都内で記者会見した原田泳幸会長兼社長は、業績不振の要因をこう振り返った。今期は従来の値下げ戦略から一転、値下げキャンペーンと季節限定メニューを大幅に削減することで利益率改善を図ったが1月の既存店売上高は17.0%減、2月も12.1%減と大きく減少し、客数、客単価も前年実績を下回った。
この結果から「季節限定メニューへのお客さまの期待値は、予想以上に大きかった」(原田会長兼社長)と分析。3月以降は、既存の人気メニューをバージョンアップした季節限定メニューを投入や、5月から実施した定番メニューの値上げが奏功。5~6月は既存店売上高と客単価が2カ月連続でプラスとなり、回復の兆しを見せた。
一方で既存店の客数は減少が続いており、原田会長兼社長は「今後は客数を増やすことに軸足を移さなければならない」と強調。「新規顧客の来店動機を作るメニュー強化、価格政策を進めていく」と述べ、多様な価格設定のメニュー投入による客数と客単価を伸ばす方針を改めて示した。