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マキタ、シャープに数十億円規模の出資方針 デンソーも引き受け調整
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大阪市阿倍野区のシャープ本社 シャープから出資要請を受けていた電動工具大手のマキタは20日までに、数十億円規模の出資をする方針を固めた。自動車機器大手のデンソーも20億~25億円で増資引き受けを調整している。
シャープは住宅設備大手のLIXIL(リクシル)グループにも約100億円の出資を求めており、3社からの出資で資本の上積みを図って経営再建を支える考えだ。
シャープとマキタは今年5月に業務提携した。ドリルなどの電動工具で培ったマキタの技術と、シャープの制御技術を組み合わせることで、両社でロボット分野への新規参入を目指している。
一方、デンソーは車載用の空中除菌(プラズマクラスター)技術を共同開発し、2009年から販売。新たに資本提携を通じて、デンソーは車載用機器の技術開発を促進するのが狙いとみられる。
シャープはすでに韓国サムスン電子から103億円、米クアルコムからも108億円の出資を受け入れ、両社と業務提携した。蓄積した技術を他社と共有する“協業”を通じ、資本提携をうかがう方向で再建を進めている。
シャープの財務の健全性を示す自己資本比率は、6月末時点で6%と低い水準にある。9月末に控える転換社債2000億円の償還は主力取引銀行2行からの融資で乗り切るものの、14年3月には約1200億円の企業年金積み立て不足を負債計上しなければならない見通し。さらに、300億円の社債償還も予定しており、今年度中の増資は必須とされている。
このため、9月中に公募増資と提携企業への第三者割当増資を行い、1000億円超を上積みする考えだ。