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「ポロ」新モデル、燃費と出力向上 VW、高級小型車市場取り込み狙う
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フォルクスワーゲンが発売する「ポロブルーGT」。環境と動力の性能を両立させたという=10日、東京都港区 フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンは10日、小型車「ポロ」シリーズに、140馬力の最高出力と、状況に応じてエンジンの一部が休止する「気筒休止」のシステムを採用した「ブルーGT」を新たに導入し、発売したと発表した。価格は263万円。主力車「ゴルフ」と同等の価格だが、同社は「質感の良い小型車が欲しいという層を取り込む」としている。
排気量1400ccのエンジンは「ゴルフTSIハイライン」と同じもので、ガソリン1リットル当たりの燃費性能は21.3キロ。ポロの最高燃費だった「1・2TSIコンフォートライン」(最高出力105馬力)を0.1キロ上回った。
会見した堀内慎太郎プロダクトプランナーは「燃費と走りの良さを両立できた」と胸を張った。
また、室内についても、テーマカラーのブルーが配色された専用のスポーツシートを採用。革のハンドブレーキグリップやシフトノブを使うなど、機能性も高めたという。
競合には、価格が160万円台からのハイブリッド車(HV)のトヨタ自動車「アクア」、ホンダ「フィット」を想定している。「拡大する小型車市場はHVのみではないことを知らしめたい」(堀内プロダクトプランナー)と意気込んでいる。
VWは、6月発売の新型ゴルフや小型車「up!(アップ)」が好調で、1~8月の販売は、前年同期比14.3%増の4万2202台と大幅に伸びた。8月だけでも前年同月比24%増の4307台を売り上げるなど、8月として初の4000台超えも達成した。
そのなかで、ポロについては、26%減の7800台と低迷していた。今回のブルーGTは、ポロシリーズの前年割れからの脱却という役割も担う。同社は、年末までに数モデルの新車発売を控えており、今年は過去最高の販売を目指す方針だ。