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【採用担当者のホンネ】海外勤務いとわない情熱必要

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【採用担当者のホンネ】海外勤務いとわない情熱必要

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 □ミネベア 常務執行役員人事総務部門副担当・松田達夫さん

 世界最小の外径1.5ミリの超極小ボールベアリングを開発し22ミリ以下のボールベアリングで60%以上の世界シェアを持つミネベア。世界一の技術、世界ナンバーワンのシェアを生み出す源泉が超精密機械加工技術と大量生産技術であり、タイや中国など18カ国・37の量産拠点から世界に供給している。

 品質にこだわったものづくりをグローバル展開するミネベアが求める人物像も明解だ。常務執行役員で人事総務部門副担当の松田達夫氏は「情熱をもってやり遂げる人、こつこつと真摯(しんし)にものづくりを追求し自ら改善できる人、組織や国を越えて多様なメンバーとチームワークを築ける人」と言い切る。

 なかでも「世界で活躍できるバイタリティー。面接では海外に行く気があるかを聞く。ない人はゴメン!」と笑う。

 それだけ海外勤務・出張の機会は多い。生産の90%超を海外が担っており、技術者は国境など気にせず世界を行き来する。入社3年目で海外赴任したり、30代で海外工場の責任者として工場運営を任されたりする。

 同社最大の生産拠点・タイでは3万人が働く。仕事だけでなく人間として付き合える人間力・コミュニケーション力がないと、生産現場に必要なチームワークによる生産性と品質の向上は難しい。

 若手社員の登用機会は多く、グローバルで活躍できる。しかし「精密部品メーカー、BtoB企業であるため学生の知名度は低い」という悩みを抱える。打開策として、松田氏は「大学の研究室などに出向き、学生にインターンシップへの参加や工場見学に誘う。応募を待つのではなく、こちらからアプローチする。攻める」と意気込む。

 来年以降、研究室とのパイプを太くしていくほか、7月に開設した東京本部(港区三田)のショールームに、多岐にわたる製品を展示。見学を通じて会社への理解を促す。また、就業に対するミスマッチングを防ぐため、職場の雰囲気に触れたり、製造現場を見たりする取り組みにも力を入れる。

 この一環として、面接前の会社説明会には各工場・職場から若手社員が参加。仕事内容を説明し質疑応答を受ける時間を長めに用意、働くイメージを具体的に形成させる。2014年春入社予定は38人。15年以降は50~60人に増やす予定。グローバル、ものづくりに魅力を感じる学生はインターンシップへの参加を勧めたい。(松岡健夫)

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