ニュースカテゴリ:企業
サービス
富士重工が安全運転支援システム「アイサイト」を進化
更新
富士重工業は2日、安全運転支援システム「アイサイト」の次世代モデルを発表した。前方の動きを色識別できる技術を初めて導入し、ブレーキランプの点灯や赤信号を認識して衝突の回避を図るほか、自動運転で高速道路の走行車線からはみ出すのを防ぐなどの新機能を加えた。2014年に国内で発売する新型車に搭載する予定だ。
次世代モデルは富士重が主力車種に搭載している「アイサイト2」の後継機。ルームミラーの脇に取り付けた「ステレオカメラ」と呼ばれる2台のカメラで前方の車や歩行者などを認識し、衝突の恐れがある場合は自動ブレーキをかける。価格は未定だが、税抜き10万円の現行モデルと同水準になる見通し。
カメラの性能向上でより素早くブレーキを作動できるようにした結果、衝突を回避できる速度差を従来の時速30キロ以下から同50キロ以下にまで高めた。
また、高速道路では走行車線の外側にある白線をカメラでとらえ、はみ出しそうになると車線内に戻るようハンドルに力を加える。バックする際はアクセルを急に踏み込まないよう警報音や表示で注意を促す。
富士重スバル技術本部の岩瀬勉プロジェクト・ゼネラル・マネージャーは「カラー技術を応用した車両制御は世界初だと認識している」と胸を張った。
アイサイトは今や車選びの新たな要素として定着しつつある運転支援システムの先駆けだ。米国道路安全保険協会(IIHS)は9月27日、世界初となる衝突回避ブレーキの評価結果を公表し、現行モデルを搭載した同社の「アウトバック」と「レガシィ」に最高評価を与えた。現行モデル搭載車の国内販売台数は今年9月末時点で15万台を超えるなど好評を博している。