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高音質「ハイレゾ」市場盛り上げ JVCケンウッド本格参入、ソニーも拡大

ニュースカテゴリ:企業の電機

高音質「ハイレゾ」市場盛り上げ JVCケンウッド本格参入、ソニーも拡大

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原音再生をコンセプトにしたJVCケンウッドのオーディオ機器「Kシリーズ」=10日、東京都千代田区  CDの3~8倍程度の情報量を持ち、スタジオの原音により近い高音質の「ハイレゾリューション・オーディオ」音源に対応したオーディオ機器市場が立ち上がってきた。JVCケンウッドは10日、同市場への本格参入を発表したほか、ソニーも対応機種の拡大を進めている。インターネットの通信環境が整って音楽配信が身近になり、音にこだわる消費者が増える中、メーカー側も高級オーディオ機器を取りそろえ、市場全体を盛り上げたい考えだ。

 「いい音で音楽を聴きたい音楽愛好家と、いい音で聴いてほしい音楽制作者のそれぞれの望みを実現したい」

 JVCケンウッドの宮本昌俊オーディオ事業部長はハイレゾ機器への市場参入を決めた理由について、同日の会見でこう説明した。同社は、高音質のオーディオ機器「Kシリーズ」を刷新すると発表。ハイレゾ音源を再生できるアンプ(希望小売価格9万4500円)や、CDの音楽をハイレゾ並みの音質に向上させる技術を用いたCDプレーヤー(同7万8750円)など、4機種を今月中旬から順次投入していく。

 ソニーは携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」など各製品のハイレゾ対応を進め、2013年度下期に、オーディオ製品全体の売上高に対する構成比を20%まで高める計画。また、ヤマハも12月上旬にハイレゾ音源への対応力を強化した振動板を搭載したスピーカー(同21万円)を投入する。

 JVCケンウッドによると、オーディオ機器のうち、ヘッドホンの市場規模は12年度の出荷金額が前年度比9%増と、出荷台数(同3%増)を上回るペースで伸長。宮本氏は「いい音への欲求が増えてきている」と分析し、ハイレゾ機器の需要の高まりに期待感を示した。

 一方、ハイレゾの音楽コンテンツ配信も多様化してきた。

 ビクターエンタテインメントが昨年9月からハイレゾ配信を始めたのに続き、「ウォークマン」の公式音楽配信サービスでも今月17日、ハイレゾ音源の販売を始める予定だ。

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