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みずほ暴力団融資、経産省へ報告書 オリコが審査体制の強化策

ニュースカテゴリ:企業の金融

みずほ暴力団融資、経産省へ報告書 オリコが審査体制の強化策

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オリエントコーポレーションの本社=東京都千代田区  みずほ銀行による暴力団員らへの融資問題で、融資を審査した信販会社オリエントコーポレーション(オリコ)は16日、問題の経緯や審査体制の強化策を盛り込んだ報告書を経済産業省に提出した。経産省は今後、報告書を精査した上で、業務改善命令も視野に処分の必要性を検討する。

 報告書やオリコの説明によると、オリコは暴力団員らの反社会的勢力の情報を独自に収拾し、2009年10月から、データベースの拡充や高度化を進めた。問題となった提携ローンについて、11年1月以降は、融資後にみずほ銀が反社勢力だと認定した契約者を、オリコも反社勢力と位置づけるようにした。

 みずほ銀が金融庁から指摘を受けた問題融資のうち、半数以上がデータベースを拡充させた09年10月以前の契約だったという。

 今後の改善策について、オリコは、みずほ銀と反社情報を共有する仕組みの整備や、反社対策の専門部署を設立することなどを盛り込んだ。すでに融資してしまった契約者については、購入された自動車などが転売されていないかなどについて別の専門組織を立ち上げ、個別に詳細な調査を進めるという。

 この問題では、金融庁が9月27日、みずほ銀に業務改善命令を出したことを受け、信販会社を管轄する経産省が今月1日、オリコに事実関係などの報告を求めていた。経産省は金融庁とも連携し、オリコの処分の必要性などを判断する。

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