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「いろんなラッキーがやってくる」auスマートパスがサービス拡充

ニュースカテゴリ:企業の情報通信

「いろんなラッキーがやってくる」auスマートパスがサービス拡充

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一休榊取締役(左)、KDDI高橋専務(中央)、エイチ・アイ・エス 高野執行役員(右).JPG  KDDI(au)は24日、東京都目黒区の恵比寿ガーデンプレイスで、「auスマートパス サービス拡充発表イベント」を開催、同社が提供する定額でアプリが使い放題になる「auスマートパス」サービスの拡充を発表した。

 拡充策は、「auスマートパス」会員向けに提供してきた好評のアプリ使い放題サービスに加え、「いろんなラッキーがやってくる」をテーマに、消費スタイルを提案する「日々のおトク」と「プレミアムな体験」サービスの提供で、さらに魅力を高める内容だ。

 「日々のおトク」では、日常の生活に密着した「ラッキー」として、ローソンの商品を人数限定で無料提供するクーポンや、モスバーガー向けの限定クーポン、東急ハンズの人気商品をお得に購入できるなど、多数の企業と連携した会員向けサービスを用意した。

 「プレミアムな体験」では、上質な体験をお得な価格で提供する「ラッキー」として、三越伊勢丹とセレクトショップを運営するOrigamiとの提携による特別商品の販売、旅行代理店エイチ・アイ・エスとの提携による特別価格ツアーや割引クーポン、宿泊予約サイト一休との提携による高級レストラン、高級ホテルや旅館の特別プランなどを用意している。

 auの今回の発表は、国内スマートフォン市場の競争激化に対応し、サービスで他社をさらにリードしようとする同社の戦略がうかがえる。ドコモのiPhone取り扱い開始により、ユーザーは大手キャリア3社の中から、使いたい端末と通信キャリアを自由に選べるようになった。一方でキャリア側は、端末での差別化が難しくなり、キャリア独自の付加サービスで顧客満足度を引き上げることが重要になってきている。こうした動きの中で、auは「スマートパス」を他社との差別化の中核に据えていきたい考えだ。

 既に会員数800万人を抱える同サービスは、年度内に会員数1000万人を目指す。KDDIの高橋誠専務は「国内で有料会員1000万を超えているサービスは他にないのでは?」としつつ、「これからもサービスを拡充し、auスマートパスを架け橋にして、お客様の満足度を上げていきたい」と語った。(産経デジタル 舟木純)

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