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食欲の秋「ヘルシー」で勝負 外食・コンビニ、男性にも照準

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食欲の秋「ヘルシー」で勝負 外食・コンビニ、男性にも照準

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共同開発した野菜たっぷりのパスタメニューを手にするプロントの川崎友里さん(右)と女子栄養大の浅尾貴子助教=東京都港区  「食欲の秋」が本番を迎え、菓子メーカーや外食各社が「ヘルシーさ」を前面に打ち出した新しい商品やメニューを相次ぎ打ち出している。新たな付加価値をアピールして女性顧客を取り込むのが主な狙いだが、おいしさとヘルシーさの両立に磨きをかけることで男性の潜在ニーズも掘り起こし、拡販につなげようともくろんでいる。

 「低カロリーだけど、かみごたえがあって満足感も十分」。女子栄養大の浅尾貴子助教は、カフェチェーン大手のプロントコーポレーションと共同開発したメニューに自信をみせる。第1弾「ごろごろ野菜のトマトクリームスープスパゲティ」(690円)の販売を1日に始めた。

 1日当たりに必要とされる野菜摂取量(350グラム)の半分を取り込んだ点が特徴。油や麺の量も軽くし、カロリーを通常のパスタより4割低く抑えた。その分、具材を大きめにしてスープを加えるなどの工夫を凝らし、「昼休みに食べれば、仕事のエネルギーが夕方まで持続する」(浅尾さん)という栄養バランスを実現した。

 アサヒフードアンドヘルスケアは、果実やナッツを固めたクッキー状の菓子「ナチュレーブ 果実ドルチェ」シリーズ(参考価格168円)を10月21日に発売した。職場からの帰宅後、自宅で過ごすひとときといった場面を想定した商品だ。「癒やされるとともに『罪悪感』がないスイーツを目指した」(斉藤和子食品事業本部長)。「バランス栄養食では物足りないが、ケーキなどは太らないか心配」というジレンマを、焼かない製法で引き出す素材感で解消。ストレスを抱えがちな20~40代の働く女性を主な購買層として狙う。

 コンビニエンスストアのサークルKサンクスが10月末に売り出したのは、DHC監修の「バジル香るイタリアンチキンまん」(128円)。魚から抽出したコラーゲンを1000ミリグラム配合し、美容と健康に気を配ったという。バジルを練り込んだ生地とチキントマトソースの組み合わせは、男性の人気も集めそうだ。また、アサヒフードアンドヘルスケアの「果実ドルチェ」は、洋酒の新しいつまみとしても味わえる。

 「外食で野菜を取りにくい悩みは男性も同じ」。プロントの泉田豊常務は「働く男性も含めて常連客を増やし、パスタの販売量を1割伸ばしたい」としている。

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