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日産・三菱自グループがEVてこ入れ策発表 アイ・ミーブ値下げや商用車投入など
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電気自動車(EV)の開発で提携する日産自動車と三菱自動車は、低迷するEV販売のてこ入れに相次ぎ乗り出す。日産は14日、電気自動車(EV)の新型商用バンを来年度中に日本、欧州に投入すると発表。三菱自動車も同日、商用EVの一部改良とともに、軽自動車ベースのEV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」の補助金を含めた購入金額を初めて200万円を切る価格まで引き下げた。
日産のe-NV200は「リーフ」に続く、2車種目のEV。大型バッテリーを搭載するため室内が狭くなりがちなEVにあって、ガソリン車と同様の広い室内空間を確保したのが特徴だ。価格やフル充電での走行距離などは未発表。スペイン・バルセロナ工場で生産し、日本と欧州で先行発売する。
一方の三菱自は、商用EV「ミニキャブ・ミーブ・バン」を一部改良。座席を温めるシートヒーターを背面まで拡大するなど快適性を向上させた。価格も最大37万円下げた。アイ・ミーブについては、価格を19万~90万円安くし、補助金を入れた購入価格を172万~215万円まで引き下げた。
EVは走行距離の短さや価格の高さが普及の足かせといわれる。商用EVは近距離を走る都市部の宅配用車両として導入が進んでおり、乗用に先駆け普及が期待されている。